日本舞踊との出会い
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日本舞踊との出会い
日本舞踊に出会う人というのはどういう人たちなのでしょうか。
今まで、私が聞いたことのある日本舞踊との接点を持つ人たちの話しを思い出して挙げてみました。
子供の時に習っていた。
母がやっていた。
父がやっていた。
祖母がやっていた。
祖父がやっていた。
学校の授業でやった。
学校の授業でやったという人は、千代田区の小学校に通っていたそうです。
その人に、私が日本舞踊を始めたことを話してお扇子を見せた時、その人は、ちょっとお扇子を貸して、といいました。その言葉に従い、お扇子を貸すと、その人は綺麗にお扇子を開き、華麗に要返しをしてみせました。私はその人が日本舞踊の経験があるとは知らなかったので、びっくりしたものでした。
私を見た華音先生
前回の続きです。
私は新日本舞踊のレッスンに参加するにあたって、お扇子を借りれるのかどうか、トレーニングウェアでも参加できるのかどうか、フロントに聞きに行きました。
その時、ちょうどそこに浴衣をお召しの、華音先生がやってきました。
スタッフの方が華音先生に用件を伝えます。
そして華音先生がこちらを見ました。
と、その時、華音先生の動きが止まりました。華音先生の様子を漫画風に表現すれば、目が点になっている、でしょうか。
無理もありません。私の容貌と雰囲気は明らかに日本舞踊をたしなむとは思えません。華音先生の困惑は伝わってきます。私はなるべく言葉に気をつけて、質問しました。
結論は、お扇子も無料で貸し出していて、トレーニングウェアでも問題ないということでした。
華音先生が立ち去った後
華音先生が立ち去った後、私はフロントで、翌月の新日本舞踊レッスンへの参加申し込み書を提出しました。
華音先生のあの雰囲気だと、私が新日本舞踊のレッスンに参加するとは思ってないようでした。
こうして私はスポーツクラブと華音先生とのご縁から、日本舞踊生活を始めることができました。
森のCLUB日本舞踊 事務局