京の四季と歌舞伎
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京の四季
京の四季
私が、華音先生から教わった踊りの中に、京の四季、という曲がございます。
題名通り、京都の四季を表現してる曲でございます。
私はこの曲を初めて聞いた時には、なんと京都にふさわしい旋律と音色なのでしょうか、と思ったものです。
東山を眺めるところは、まさに京都と日本舞踊の趣きがあり、とても素敵です。
そうそう京都といえば、私は一時期、京都にハマりまして、京都で歌舞伎といえば南座を思い出します。
南座のそばに、とても素敵なうどん屋さんがありまして、私はそこでキツネうどんを食べたことを覚えております。
タクシーの運転手さんに、歌舞伎が好きなことをお話ししたら、中村吉右衛門さんお気に入りのうどん屋さんがありますよ、と教えてくれました。
今でも、あの運転手さんの名前を覚えています。
あの刻んである油揚げとネギが入っている、生姜風味のキツネうどんを、また食べたいと思っております。
南禅寺
私は南座で歌舞伎観劇できる喜びと、ハマっている京都を観光できる嬉しさでワクワクして過ごしておりました。
歌舞伎観劇は夕方からだったので、日中は京都観光です。
観光タクシーの運転手さんが、行きたいところを教えてくれれば、効率の良いスケジュールを組んでくださるというので、私は、金閣寺、銀閣寺、龍安寺、南禅寺、清水寺、とお伝えしました。
すると、観光タクシーの運転手さんは、清水寺を除けば、時間的に可能だというので、金閣寺、銀閣寺、龍安寺、南禅寺に行くことにしました。
当時の私は、南禅寺に強い興味を持っていました。
というのは、楼門五山桐(さんもんごさんのきり)という歌舞伎の演目の舞台が、南禅寺の山門の屋上なのです。
天下の大泥棒、石川五右衛門が、南禅寺に咲き誇る桜を眺めながら、絶景かな、
ぜっ け〜〜い〜〜か〜〜な〜〜あ〜〜
と、始まる有名なこの歌舞伎の舞台が南禅寺の屋上なのです。
私はぜひ、行ってみたいと思っておりまして、スケジュールに組み込んでいただけて、ラッキーでした。