釧路湿原の野生動物
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釧路湿原の野生動物
ボートに乗り込み、すぐに人かと思うぐらい、大きなオジロワシを見れた私たち。
私は、今、自分のいる場所が、自分の知っている世界とは、まったく別の世界にきたような気持ちになりました。
この感覚は、初めて歌舞伎を観た時に似てました。
私たちは、もっとオジロワシを見たいという欲求が湧き上がり、水辺の草むらを注視するようになりました。
すると、少し進んだ先の水辺の草むらに、鹿の群れを発見。
数えてみると6匹います。
ボートに乗り、川幅の広い川を進み、川の両岸には、草むら。
その草むらで、オジロワシを見たあと、すぐに6匹の鹿の群れ。
なんと自然豊かな場所なのでしょうか。
野生の鹿の群れに大興奮しながら、進んでいく私たちが次に見れた野生動物は、タンチョウの親子でした。
タンチョウの親子
上記の写真の中央に、小さいですが、タンチョウの親子が写っております。
うっかりしてまして、遠ざかってから撮影しました。
たまたま写真が残ってて良かったです。
その後、鹿は見れましたが、再び、オジロワシやタンチョウを見ることはできませんでした。
また、その途中で、ガイドさんは、船を草むらに寄せ、何かの木の実を採りました。
やまぶどうの一種だそうで、ガイドさんは私たちにくれました。
それを口に入れ、皮をスイカの種のように川に、ブッ!…と、吐き飛ばすガイドさん。
食べ方を、私たちに見せてくれたのでしょう。
そのやまぶどうの味と、その後、どうしたのかは覚えてませんが、川を進んでる間に、時々、後方からブッ!っと、ガイドさんが、やまぶどうの皮を吐き出す音が聞こえるようになりました。
私が1番前に座り、同期は真ん中、ガイドさんは1番後ろでした。
同期の視界には、釧路湿原の雄大な景色を見ながら、いろいろ考え込み、黄昏れる私が必ず入ります。
BGMは川の水の音から、時々、ガイドさんがやまぶどうの皮を吐き出す音に変わりました。
この時のことは、今でも同期と笑い合える話しになっています(笑)