江戸祭りと歌舞伎
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江戸祭り
江戸祭り
私が華音先生から教わった踊りに、江戸祭りという曲がございます。
男性を演じ、女性を演じ、男性を演じ、笛を吹いたり、神輿を担いだり、それはもう、江戸の祭りを凝縮したような旋律と踊りでございます。
とても華やかです。
走っていくシーンといいましょうか、飛脚のように、片手で肩に何かを担ぎ、もう片手は、横に伸ばし、肘から下の腕を水平に振りながら、走っていく動作があります。
歌舞伎俳優の片岡愛之助さんがその動作で、花道を駆けていくさまは、とてもかっこよく、さすが江戸時代から続く歌舞伎の大スター、今まで、どの時代にも歌舞伎にこういう大スターがいたのだと、想像が膨らみます。
そんな片岡愛之助さんの歌舞伎を、私が初めて観たのは、明治座での、将軍江戸を去る、と、鯉つかみ、でした。
片岡愛之助さん
私が片岡愛之助さんの歌舞伎を初めて観たのは、明治座での、将軍江戸を去る、と、鯉つかみという演目でした。
将軍江戸を去る、では、高橋伊勢守という、槍の技術が神業で、将軍の身辺警護を務める、遊撃隊の隊長を演じ
鯉つかみでは、鯉の化け物と闘う主人公を演じていました。
鯉つかみでは、宙乗りあり、本物の水を使った立ちまわりありと、迫力満載で、歌舞伎には、こんなに凄い人たちがいっぱいいるんだ、と思いました。
他にはどんなスターがいて、どんな歌舞伎をするのだろう、と、私はますます歌舞伎にハマっていきました。
そして、一緒に観劇した同期は、愛之助さんがあんなに凄い歌舞伎をする人だと思わなかった、と言っておりました。
その後、愛之助さんが今井翼さんと、大阪の松竹座で、フラメンコを取り入れた歌舞伎を上演することになりました。
フラメンコ!
私は長崎県のハウステンボスで、フラメンコのショーを観た時、そのショーとダンサーが、とても素敵だったことを思い出しました。
私と同期は、京都の嵐山に泊まり、大阪の松竹座に歌舞伎観劇に行く計画を立てました。