ウトロ温泉とオシンコシンの滝
目次
小清水原生花園から知床へ
冬の北海道から戻ってまいりました。
それでは、小清水原生花園から知床に向かいましょう!
小清水原生花園を抜けると、いよいよ知床斜里の街に入ります。
知床斜里の街から、私たちが目指すウトロ温泉地区は、1時間前後の行程です。
その後はしばらくオホーツク海の海岸線を走ります。左手にはオホーツク海、右手には山や丘の景色です。
ところどころに橋があり、その下は河口です。
秋口には、このところどころの河口で、鮭の遡上を見れる時があり、多くの野生動物が住む、知床の豊かな生態系を支えている、その環境をリアルに感じることができます。
その知床の生態系を、すぐ近くで見ておりますと、なんとも言葉にしがたい、不思議な感覚に包まれ、その場を離れることが名残惜しくなります。
そして、海岸線をひたすら走っておりますと、なにやら、見どころスポットとわかる雰囲気の駐車場と、小屋のようなものが見えてきます。
どうやら、ここは滝が見れるようです。
オシンコシンの滝
知床斜里の街から、ウトロ温泉地区に向かう途中に、オシンコシンの滝があります。
こちらの滝は50メートルもの落差があり、迫力ある水流と、ダイナミックに流れる水の音が楽しめます。
滝の近くに行きますと、ほんのり水しぶきがかかり、梅雨のない北海道の6月の暑い日には、とても涼しく感じられます。
ところでオシンコシンとは…
どういう意味なのでしょうか。
当時、知床の地名の由来は、シリエトクという、地の果てを意味している言葉からきたものと聞いておりました。
しかし、最近では、シリエトクを大地の突端や、大地の入り口という意味だということがわかってきたそうです。
そして、オシンコシンの意味を調べてみますと、オシンコシンの意味は、川下にエゾマツが群生するところ、という意味だそうです。
そんなこんなで、駐車場に戻ってみますと、鹿がいるではありませんか!
駐車場に鹿がきてるなんて素敵です!
こちらの鹿は、エゾシカといって、本州や屋久島にいる鹿より体格が大きいそうです。
私たちはこんな簡単に野生動物を発見できることが、とても楽しく、ますます、知床の魅力にハマっていきました。