巨人の肩と日本舞踊
目次
巨人の肩
巨人の肩に乗る
私がこの言葉を意識し出したのは、日本舞踊の講師になった時でした。
私が日本舞踊を始めて、1年で日本舞踊エクササイズのNOSSの資格を取得し、日本舞踊の講師としてお仕事ができるようになったのは、間違いなく華音先生という巨人の肩に乗せてもらえたからでしょう。
そして、スポーツクラブや老人ホームでのお仕事がいただけたのも、華音先生の知恵や経験を土台にした経緯があってこそでした。
また、着物を着る、着物を畳むなども、華音先生や、華音先生のレッスンに参加してる皆様に教えていただいたことを考えますと、巨人の肩に乗り、今まで先人が積み重ねてきた知恵や工夫を学び、自分に取り入れて活かすことは、なんと素敵なことなのでしょうか。
巨人の肩に乗せてもらえると、自分の成長のスピードが、とても早まることを実感しました。
巨人といえば
歌舞伎界の巨人、坂東玉三郎さん。
私が坂東玉三郎さんの舞台を初めて観たのは、上野の東京文化会館で行われた、日本舞踊とオーケストラの公演、プレリュードでした。
当時の私は、日本舞踊のことをよく理解していなかったので、玉三郎さんが水の精の艶っぽい女性を演じたことしか覚えておりませんが、そんな私でも、坂東玉三郎さんの名前は存じ上げておりました。
玉三郎さんは、シャンソンのコンサートも上演してるそうでございまして、華音先生に踊りを習ってる方から、玉三郎さんのシャンソンのコンサートに行った話しを聞きますと、私もぜひ、行ってみたいと思いました。
その後、私は玉三郎さんの藤娘と鏡獅子のDVDを購入し、鏡獅子、藤娘、葵の上、鐘の岬、由縁の月、保名など、何度も繰り返し観ておりました。
保名といえば、市川海老蔵さんが古典の誘いで保名を披露した時、近場でチケットが取れなかったので、群馬まで観に行ったことがありました。
この時の海老蔵さんのお祭りが、とてもかっこよかったことを覚えております。
そして、坂東玉三郎さんと、市川海老蔵さんといえば、なんといっても天守物語が思い浮かびます。
天守物語を観劇した時、あらすじをもっと知っていれば、さらに楽しめたのではないかと悔やまれます。
今度、天守物語を観る時は、もっとあらすじを知っておこうと思います(笑)