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日本四大舞楽のひとつ

目次

舞楽とは

舞楽とは

舞を伴った雅楽を指しています。

そして雅楽とは、日本の古典音楽の一つで、現在は

1 国風歌舞(くにぶりのうたまい)神楽、東遊、倭歌、久米歌、誄歌

2 大陸系の楽舞ー唐楽や高麗楽

3 謡物(うたいもの)ー催馬楽や朗詠など

の3つに大別されるということでございます。
それでは、重要無形民俗文化財に指定されている舞楽を見ていきたいと存じます。

山形県の林家舞楽

はやしけぶがく

林家舞楽は山形県西村山郡河北町の谷地八幡宮の宮司、林家に伝わる舞楽ということでございます。

谷地八幡宮は1091年に、当時の武門で最高栄誉職であった鎮守府将軍の、源義家が神様の恵みに感謝して、京都にある石清水八幡宮から、現在の山形県村山市白鳥付近の白鳥村に、八幡神を勧請して(分霊をして他の神社に移すこと)祭祀を行ったことから始まったと伝えられております。

そして、9月の例祭で奉納される「谷地の舞楽」は、大阪・四天王寺の楽人の流れをくむ神職・林家が一子相伝で伝承しているもので、宮中舞楽・四天王寺舞楽・南都楽所舞楽と並ぶ、日本四大舞楽の一つとされ、重要無形民俗文化財に指定されているということでございます。

以前は山形各地で舞楽が行われていたそうですが、現在は谷地八幡宮の秋の例祭のほかに、寒河江市の慈恩寺の春の法会に、同寺山門に設けられた舞台で舞われるということでございます。

そのほかにも、数年に一度開催される、山形市山寺立石寺臨時法要に奉納されるということでございます。