日本舞踊と神楽3
目次
園并韓神祭りの神楽
そのならびからかみのまつりとは
又は園韓神祭ともいいまして
そのからかみのまつりとは
園并韓神祭とは、平安京の宮内省にまつられていた園神と韓神のお祭りということでございます。
園神と韓神は、平安京造営以前よりこの地にあり
帝王を守らんとのご神託により、他所に移さずにまつられた、ということでございます。
こちらのお祭りにて、神様に奉納された歌舞が、御神楽のもとの1つといわれているということでございます。
園神とは
そのかみとは平安京の宮内省にまつられていた神様で、別名、大物主神であるということでございます。
大物主神とは
おおものぬしかみとは、日本神話に登場する国造の神様でございまして、古事記によりますと、神武天皇の岳父にあたるということでございます。
韓神とは
からかみとは、園神とともに、平安京の宮内省にまつられていた神様ということでございます。大己貴神(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)の2神ということでございまして、疫病から守る神様といわれております。
大己貴神と少彦名神
大己貴神とは
おおなむちのかみとは、少彦名神と協力し、天下を経営し、大物主神を祀ることによって葦原中国の国作りを完成させた、大国主神の別名でございます。
少彦名神とは
すくなびこなのかみとは、大国主神と協力して、国作りを行った日本神話に登場する神様でございます。
葦原中国とは
あしはらのなかつくにとは、日本神話において、高天原と黄泉の国の間にあるとされる世界でございます。
高天原とは
たかまがはらとは、日本神話において、神々が住んでいたとされる場所でございます。