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白拍子2

目次

白拍子の歴史

白拍子は、男女問わずに舞われたものであったが、主として女性や子供が舞う事が多かったと伝えられております。


古く遡りますと、巫女による巫女舞が原点にあったともいわれ、神事において古くから男女の巫(ふ)が、舞を舞うことによって神を憑依させた際に、場合によっては一時的な異性への変身作用があると、信じられていたということでございます。

日本武尊(やまとたけるのみこと)が、熊襲征伐(くまそせいばつ)において女装を行い、神功皇后(じんぐうこうごう)が三韓征伐(さんかんせいばつ)の際に男装を行ったという説話も、彼らが巫として神を憑依させた事の象徴であったといいます。


このうち、巫女が布教の行脚中において、舞を披露していくうちに、次第に芸能を主としていく遊女へと転化していき、遊女が巫以来の伝統の影響を受けて男装し、男舞に長けたものを、白拍子とも言うようになったということでございます。


巫女舞とは

みこまいとは、巫女によって舞われる神楽の舞の一つでございます。


巫とは

ふ、かんなぎ、とは巫覡(ふげき)ともいい、神を祀り神に仕え、神意を世俗の人々に伝えることを役割とする人々を指します。


日本武尊とは

やまとたけるのみこととは、古事記や日本書紀に伝わる日本の皇族で、熊襲征伐・東国征伐を行ったとされる日本の古代史上の伝説的英雄でございます。


熊襲とは

くまそとは、日本神話に登場する、現在の九州南部にあった襲の国(そのくに)に本拠地を構え、ヤマト王権に抵抗したとされる人々、また地域名を表す総称でございます。


神功皇后とは

じんぐうこうごうとは、日本の第14代天皇陛下仲哀天皇の皇后でございます。
仲哀天皇崩御から応神天皇即位まで、初めての摂政として、約70年間その地位で政務を執り行った時などいうことでございます。


三韓征伐とは

さんかんせいばつとは、神功皇后が新羅出兵を行い、朝鮮半島の広い地域を服属下においたとされる戦争のことでございます。