舞踊の投影
目次
- ○ 舞踊の投影
舞踊の投影
舞踊は人の人生を投影しています。
それは目に見えません。
その場にいて、その人の踊りを見た者だけが感じ、見えてくるものが、たしかにあります。
踊りへの向き合い方
踊りというものを、どのように考え、捉えているのか。
それが踊りになって現れます。
踊りに対して誠実に向き合ってる方の踊りを見ると、とても美しく、こちらまで気持ちが良くなってきます。
私は踊ってる最中に、余計なことを意識したり、考えたりすると振りを間違えたり、お扇子を落としてしまったりするので、集中力を保つ為に無になろうと思っております。
余計な考えや、強い思い込みの意識を持たずに無になって踊る。
無になって踊ると、無表情なので、ムッとして踊ってるように見えるかもしれません。
無になって、無意識に踊れるよう、振りと正確な動きを習得するには、お稽古しかありませんが、そのお稽古がとても楽しく感じられることに、感謝です。
始めは私にできるだろうか、と思えるような踊りでも、華音先生に教わりますと、できるようになるから不思議です。
舞踊の投影
踊っている人の人生が、その後ろに投影されます。
平坦な人生の方はいないでしょう。
そして、踊りに真剣に向き合う姿は美しい。
皆様の美しい姿を拝見するにつれ、うるっとこみ上げてくるものがあり、いつまでも皆様の踊りを見ていたい気持ちになります。
そんな日が毎日続くように、密かに願っております(笑)