アンソニー・ロビンズ
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自分の内面の対話に気をつける
日ごろ自分が使っている言葉に気をつけよう。
言葉の力を見くびってはいけない。
それは非常に強い力を持っている。
私たちが自分の経験を表現する為に使っている言葉が、やがて私たちの現実になるのだ。
あなたは他人に投げかけた言葉が大きな被害をもたらした状況を一度か二度は経験しているはずだ。
しかし、他人に話しかける時だけでなく、自分に話しかける時にもあてはまる。
つまり、あなたが心の中で自分に話しかける小さな声だ。
あなたは自分に話しかけていることを現実にする。
内面の対話は催眠術の暗示のようなものだ。
もし頻繁に不平を言っているなら、その時、自分にどんなことを話しているだろうか。
もし、自分はダメな人間と言っているなら、それもあなたの現実になる。
内面の対話は自尊心に大きな影響を与える。
だから、自分をどのように表現するかについては細心の注意を払わなければならない。
自分の内面の対話に気をつけることは非常に重要である。
自分に話しかける内容が、自分についての考え方を変え、自分についての感じ方を変え、行動パターンを変え、究極的に結果を変えるからだ。
したがって「私は絶対に成功する」「必ずもっと痩せる」「私は価値のある存在だ」というように自分との対話をつねにポジティブなものにする必要がある。
なぜなら、潜在意識は否定的な表現を理解せず、あなたの言葉を短絡的なイメージでとらえるからだ。
たとえば「ピンクのハートを想像してはいけない」と言われたら、あなたは何を思い浮かべるだろうか。
おそらく、ピンクのハートを思い浮かべるはずだ。
繰り返すが、自分のほしいものに意識を向けることが大切だ。
自分の言葉、とくに自分に投げかける質問はあなたの現実に大きな影響を与えることを覚えておこう。
私はクライアントに「何かをすることができない」と自分に言い聞かせるのではなく、「どうすればそれができるようになるか?」と自分に問いかけるように指導している。
そうすれば脳はその方法を探し始めるからだ。
素晴らしいことに自分の言葉を変えて自分にポジティブに話しかけ、今までとは違う質問を自分に投げかけると、本当に人生を変えることができる。
マーク・レクラウ
あなたの目標を阻止している唯一の要因は、自分にたえず話しかけているネガティブな内容である。
アンソニー・ロビンズ