自分の力に目覚める
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自分の力に目覚める
戦争やスキャンダル、汚職、テロ、異常気象など、さまざまな問題が山積する中で、あなたは社会に対してどんな貢献ができるだろうか?そもそも、そんなことができるのだろうか?
朗報を紹介しよう。
あなたは自分が思っているよりもずっと大きな力を持っている。
私たちは自分が持っている変化をもたらす力を過小評価しがちである。
しかし、たった1人の人間でも世の中に大きな変化をもたらすことができるのだ。
なぜなら、すべての変化はたった1人の人間の心の中で始まり、それが次第に拡大していくからだ。しかも、それは爆発的に拡大するのである。
私たちが自分の持っている変化をもたらす力を過小評価しがちなのは、自分が秘めている影響力を過小評価しているからだ。たとえばSNSが持つ爆発的な影響力について考えてみればすぐにわかる。
44人の知り合い
仮に1人の人間が44人の知り合いを持つとする。
その人たち1人ひとりも別の44人の知り合いを持ち、その人たち1人ひとりも別の44人の知り合いを持っている。こんなふうにつなげていくと、6人以内の間接的な知り合いは44人の6乗で約72億人という膨大な人数となり、世界の人口とほぼ同じになる。
このように、あなたは自分が思っているよりもはるかに大きな影響力を持つ可能性があるのだ。
コントロール
この世の中には、あなたがコントロールできないことがたくさんあるが、コントロールできることもたくさんある。
たとえば、環境汚染をくい止めることはできなくても、バスや電車のような公共の交通機関を利用することができるし、ゴミの分別を実行することもできる。
特定の企業の方針に賛同できないなら、その商品を買うのをやめることもできる。あなたはたった1人だが、もし1000人が同じことをしたなら、確実に大きな動きになる。
あなたは相手の人種や宗教に関係なく、出会うすべての人に礼儀正しく接すると決意することができる。
自分の周囲4平方メートル以内にいる人たちに好ましい影響を与えると決意することができる。
もしすべての人がそうしたら、どんな素晴らしいことが起こるだろうか。
自分の力に目覚めよう
あなたは毎日5人にほほ笑みの贈り物をすることができる。ほほ笑みには伝染力があり、もしあなたがほほ笑みかけたすべての人たちが5人にほほ笑みかければ、やがて世界中の人びとがほほ笑むことになる。
同じことが人びとをほめて相手の気分をよくするときにも起こる。
私たちは自分の行動と感情を通じて、たえず周囲の人に影響を与えている。
ただ、それが好ましい影響か好ましくない影響かという問題だ。
自分の力に目覚めよう。
それはとてつもない力を秘めている。