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スーパー高齢者の秘密3

目次

内臓脂肪

ここで「内臓脂肪」について考えてみます。

肝臓や腸といった臓器のまわりにこびりつく体脂肪のことです。

人体にとって内臓脂肪は「異物」でしかありません。

そのため、私たちの身体は、内臓脂肪が増えると免疫システムを動かしはじめ、脂肪細胞が分泌する炎症性物質が臓器に炎症を引き起こします。

しかし、いくら免疫システムが頑張っても、内臓脂肪ばかりはどうにもなりません。

体脂肪を落とすには、食事や運動でカロリーを減らすしかないからです。

内臓脂肪が減らない限り身体はジワジワと燃え続け、炎症性物質で傷ついた血管や細胞が動脈硬化や脳梗塞の引き金になります。

これが「メタボリックシンドローム」の発症プロセスです。

カロリンスカ研究所の調査

このタイプの炎症には、ハッキリとした自覚症状がありません。

風邪のようにわかりやすい症状が出ないため、
「なんだか調子が良くない」や「よく寝たはずなのになぜか疲れている」といったレベルの、謎の体調不良として認識されるケースがほとんどです。

そのせいで多くの人は不調の原因がわからないまま時間を過ごし、炎症の導火線は爆発へのカウントダウンを続けていきます。


2017年にカロリンスカ研究所のチームが行った有名な調査を見てみましょう。

研究チームは約5万人のスウェーデン男性を集め、簡単な質問に答えてもらいました。

「全体的に見て、現在のあなたの『健康状態』はどれに当てはまりますか?」

『とても良い、良い、普通、悪い、とても悪い』


続いて被験者の炎症マーカーを調べたところ、興味深い傾向が確認されました。

この質問に「体調が悪い」と答えた人ほど、体内の炎症レベルが高かったのです。

要するに、主観的に「なんだか体調が…」と感じている人は、その時点ですでに体内が燃え盛っている可能性が大きいと言えます。

もし今の健康状態が「普通」よりも良ければ問題はありませんが、「悪い」か「とても悪い」だった場合は、体内の炎症はかなり進んでいます。

謎の不調と、炎症は明確に連動しているのです。


(続く)