スーパー高齢者の秘密14
目次
2つのデータ
それでは、数あるプロバイオティクスのなかから、良いものを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?
この疑問については、信頼性の高いデータが2つ存在しています。
ひとつは、アメリカのリード大学が43件の過去データを精査した論文で、もうひとつはRANDが63件のデータをまとめた論文です。
どちらも質の高い研究をまとめたメタ分析で、精度が高い内容といえます。
両者の結論は以下のようなものです。
両者の結論
・慢性的な下痢や便秘にはビフィズス菌がもっとも有効である
・乳酸菌、糖化菌などを飲むと効果が高まる
・抗生物質で腸が荒れている場合は、LGG(乳酸菌の一種)とサッカロミセス・ブラウディがよい
商品選びに困った時は、まずこれらの菌から選んでみてください。
商品を選ぶ際は、次の基準をおすすめします。
・150億CFU以上の菌が入っている・・・・・・一気に大量の細菌を投入したほうが荒れた腸内環境には効きやすいことがわかっています。
・生存率が高い菌が入っている・・・・・・プロバイオティクスは胃酸で死んでしまうケースがあるため、できるだけ腸まで届くものを選ばなければなりません。
ただ、発酵食品と同じようにプロバイオティクスにも個人差があるので注意が必要です。
腸内フローラの構成は人によって大きく変わる為、同じ物を飲んでも効果が出ないケースは珍しくありません。
その際は、根気よく、別の商品を試してみてください。