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赤坂での日本舞踊京の四季

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赤坂での京の四季

先日、港区赤坂のお稽古場にて、華音先生の前で、日本舞踊、京の四季を披露しました。

京の四季は日本舞踊の上方舞に分類され、その旋律と動きは、日本という国の文化を垣間見ることができる演目でございます。

先生の前で1人で踊るという経験は、準備も含め、さまざまなことを学べ、己を成長させることができる機会と知りました。

茶道と舞踊

私は茶道の経験はありませんが、茶道に対して非常に強い興味があります。

というのも、茶道は人をもてなす心の在り方や礼節、もてなされる心の在り方や礼節、日本という国で生まれ育まれてきた生活習慣、文化習慣、日本という土地で生きてきた人々の知恵と工夫の積み重ねの歴史を紡ぎ、それを人間の精神的な成長や克己に活かすことができる素晴らしい求道だと存じます。

歳を重ねるたびに、いい歳の自分が恥ずかしくならぬように生きていきたい、その気持ちからでしょうか、茶道の学びに魅かれます。

茶道のように、舞踊を人間としての精神を高めるべく、舞踊道という考えを持って舞踊に取り組みたいと思うようになりました。

華音先生に舞踊を教わってる方たちを見渡しますと、口に出さずともそういうことが伝わってくる方たちがいらっしゃいます。踊りに対しての誠実な姿勢に、頭が下がる思いです。

私は踊る時に自我を出さないようにしようと考えております。

いわゆる無の境地の踊りです。

そのことを考えてる時点で無ではないことも理解し、また、日によって考えも変わりますが、今回のことで古来より伝わってる踊りや舞やその動きを、その通りに演じる事がどういうことなのか、ということの自分の答えを持つことができました。

そして、今後、その答えもまた、変化していくと考えております。

日本舞踊は、というとその言葉の意味から語弊が出てきてしまうので、日本舞踊と新日本舞踊、また、踊り、舞、といった言葉をまとめて「舞踊」という言葉に総称しますと、舞踊は真剣に打ち込めば打ち込むほど楽しゅうございますね。

何事も、真剣に打ち込めば打ち込むほど幸福を感じるのが人間ということに、改めて気付かせていただけました。

自分を高めてくれる華音先生と仲間の皆様に感謝です。