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日本舞踊と雅楽

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日本舞踊と雅楽

日本舞踊と雅楽

雅楽は日本の古典音楽の一つでございます。

アジア大陸の諸国を通じて、日本にもたらされた音楽や舞、そして古くから伝わる我が国の音楽や舞が融合して日本に定着した芸術といわれております。

10世紀頃に、大まかな形態が成立し、今日まで伝承されているとのことでございます。

日本舞踊と雅楽、その関係性は非常に興味深いと存じます。

くにぶりのうたまい

現在において雅楽は、三つに大別されるということでございます。

国風歌舞

くにぶりのうたまい、と読むそうです。
日本古来の歌謡をもとに平安期に完成された、神道や皇室に深い関わりを持つ歌舞ということでございます。

神楽、東遊、倭歌、大歌、久米歌、しのびごとなどで、主に宮廷の行事や儀式で演奏されるそうでございます。

さて、こちらに、神楽、倭歌、大歌、久米歌、しのびごと、と出てきましたが、あまり聞き慣れない言葉でございます。


神楽は、日本の神道の神事において、神様に奉納するため、奏される歌舞ということでございます。

神楽といえば高千穂の夜神楽が有名でございまして、この高千穂の夜神楽は、33の演目で構成されているということでございます。

高千穂神社では年間を通じて、観光客の方に代表的な演目を披露しておりまして、私も高千穂神社の夜神楽を観に行ったことがございます。

たくさんの人が集まり、それはとても明るく、楽しい雰囲気だったことを覚えております。

東遊と大歌

そして東遊というのは、あずまあそびと読み、長大な組曲だそうでございます。

演奏時間に30分程度を要しまて、あづまのくにが起源の歌に合わせて舞うそうでございます。


さらに大歌というのは、おおうたと読み、奈良時代以降に宮中、いわゆる皇居の中で節会、せちえと読むそうでございますが、いわゆる祝日などに行われた公式行事などで歌われた歌謡のことだそうでございます。

久米歌としのびごと

久米歌というのは、日本の奈良時代以前の歌謡の一つでございまして、久米部の伝承した軍歌ということで、久米舞の際に歌われたそうございます。

くめべというのは、古代日本の軍事的な職業部、警護や軍事にあたり、軍隊のような役割りを担っていたということでございます。

そして久米舞というのは、宮中の儀式用のくにぶりのうたまいの一つで、現存する日本最古の歌舞ということでございます。

さらにしのびごとというのは、日本古代以来、貴人の死を哀悼し、生前の功績・徳行をたたえ、追憶する弔辞ということでございます。

この、神楽、東遊、倭歌、大歌、久米歌、しのびごと歌などで、主に宮廷の行事や儀式で演奏されるのが、国風歌舞、くにぶりのうたまいでございます。